安藤正明プロフィール

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安藤正明のプロフィールをご紹介

安藤正明

倉敷成人病センターで理事長を務める安藤正明は、婦人科医としてこれまで多くの患者さんとその患者さんの抱える病気に向き合ってきました。一人ひとりの患者さんに対して真摯に対応するよう努め、患者さんの気持ちに寄り添った医療を目指しています。

患者さんには病気や手術に対する大きな不安があるかと思います。だからこそ「安藤になら任せられる」と大きな信頼をいただけるよう、手術のリスクを含め情報開示を徹底しています。病気や手術について充分に理解・納得していただいたうえで、持てる技術と豊富な経験に基づく治療を行っています。

主な実績・症例数

1986年より開腹、腹腔鏡下手術を問わず婦人科疾患の手術を数多く施行してきました。そのなかでも、婦人科の腹腔鏡下手術の症例数は全国トップクラスであり、婦人科悪性腫瘍の胸腔鏡下手術を確立させた国内のパイオニアの一人でもあります。難症例の手術も数多く施行しており、世界的権威のある学会で10年連続、学会賞を受賞するなど、医師の間でも高い評価をいただいています。その高度な技術で、様々な症例の患者さんに対して最良と考える治療を行っています。

専門・得意分野 子宮・卵巣がん, 深部/異所性子宮内膜症、子宮筋腫
累積症例数
(2020年度)

1986年以来婦人科の全身麻酔手術の執刀は25,000例以上
(内訳:腟式子宮全摘術6,000例以上、腹式子宮全摘術1,600例、腹腔鏡下手術19,000例以上)それに加え、後腹膜リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下子宮がん・卵巣がん手術は1,200例以上(ロボット手術含む)

年間症例数
(2020年度)
  • 腹腔鏡手術1,453例(2020年12月現在)のうち約850件を倉敷成人病センターで手術を行っておりますが、その他国内外の病院から要請を受けて手術を行っております。 三重大学、東京女子医科大学をはじめ、イタリア、タイ、オーストラリアでも行いました。

【年間の疾患別の腹腔鏡下手術】(ロボット手術含む)

  • 子宮頸がんの広汎性子宮全摘術27例、広汎性子宮頸部切除術2例
  • 子宮体がん 86例
  • 卵巣がん 34例
  • 子宮筋腫約704例
  • 卵巣のう腫約233例
  • 子宮内膜症255例
  • その他約112例

医師略歴

1954年 島根県安来(やすぎ)市生まれ
1972年 岡山県立岡山朝日高校卒
1980年 自治医科大学卒 同年岡山赤十字病院研修
1982年 内科医として僻地診療に従事
1985年 岡山大学病院産婦人科入局
1986年 倉敷成人病センター産婦人科入局
1998年 フランスのリールで術式の研究
2001年 倉敷成人病センター産婦人科部長就任
2002年 ドイツのフリードリッヒ・シラー大学で研修
慶應大学客員助教授、京都大学常勤講師、大阪大学非常勤講師、北京首都大学客員教授を兼任
2009年 倉敷成人病センター副院長就任
慶應義塾大学医学部 客員教授、京都大学医学部 臨床教授、大阪大学医学部 臨床教授、
タイ・ドイツ内視鏡トレーニングセンター客員教授(マヒドール大学客員教授を兼任)
2010年 4月 倉敷成人病センター 理事
2011年 3月 AGES(Australian Gynaecologic Endoscopy Society)名誉会員
2011年10月 西安交通大学医学院客員教授
2011年11月 日本産科婦人科手術学会理事
2012年 1月 日本婦人科腫瘍学会評議員
2012年 3月 上海復旦大学(Fudan university)客員教授
2013年 3月 三重大学産婦人科客員教授
2013年 7月 ISGE(International Society for Gynecologic Endoscopy)永久会員・常務理事
2015年 9月 倉敷成人病センター 院長就任
2019年 6月 倉敷成人病センター 理事長就任

主な学会受賞歴

2000年 AAGL(アメリカ婦人科内視鏡学会)にて「低侵襲傍大動脈・骨盤リンパ節郭清」が日本人として初の腹腔鏡部門受賞
2001年 ISGE(世界婦人科内視鏡手術学会)にて「後腹膜鏡下全リンパ節郭清」が第一位受賞
2006年 ISGEにて「血管損傷時の血流遮断法・腔内縫合法」が第一位受賞
2006年 SLS(国際ラパロスコピー外科学会議)にて「尿管子宮内膜症に対する再建術」他3テーマが受賞
2007年 ESGE(ヨーロッパ婦人科内視鏡学会)にて「子宮頸がんの温存手術(広汎子宮頸部切叙述)」がベストビデオ賞を受賞
AAGLで「悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術」が第一位受賞
SLSで「広範囲の悪性腫瘍摘出術」など2テーマが受賞
2008年 AAGLで「腹腔鏡下の修復術」が第一位受賞(2年連続)
2009年 ISGEで「腹腔鏡下手術後のマネージメント」がベストビデオ賞受賞
2010年 JSES(日本内視鏡外科学会)で「経腟腹腔鏡下手術」がカールストルツ賞受賞
2013年 第26回日本内視鏡外科学会にて「大上賞」受賞
(内視鏡外科にたずさわる者にとって最高の栄誉)
2019年 第59回日本産科婦人科内視鏡学会にて「杉本賞」受賞

所属学会・認定資格

所属学会・資格等 日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(産科婦人科)
日本婦人科ロボット手術学会認定プロクター
日本ロボット外科学会国際A級ライセンス
手術支援ロボット「ダビンチ」執刀ライセンス(婦人科)
日本婦人科ロボット手術学会監事
Best Doctors in JapanTM 2022 -2023選出
臨床教授・客員教授 岡山大学 医学部 臨床教授
京都大学 医学部 臨床教授
慶應義塾大学 医学部 客員教授
三重大学 医学部 客員教授
タイ・ドイツ内視鏡トレーニングセンター 客員教授
西安交通大学医学院第二附属医院 客員教授
上海復旦大学 客員教授

技術研鑽

安藤正明

腹腔鏡下手術は、開腹手術と比較して痛みが少なく術後の回復が極めて早いという利点がある一方で、その手術の困難性から手術器具の操作に非常に高度な技術を要します。
安藤正明は、治療を安全・確実に行えるよう徹底した手術トレーニングを積み、常に万全な状態で手術が行えるよう準備しています。産婦人科内視鏡学会の常務理事として国内の婦人科内視鏡医の技術の向上のため、教育にも携わっています。また、幅広い症例に対応できるよう、「後腹膜(腹側部からの)アプローチによるリンパ節郭清(切除)」をはじめ尿管や腸管の再建法、単孔式腹腔鏡など新しい術式の開発・採用にも取り組んでいます。

国際学会での発表の様子

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