安藤正明の婦人科疾患の
低侵襲手術(腹腔鏡下手術
ロボット支援下手術
安藤正明の婦人科疾患の低侵襲手術(腹腔鏡下手術ロボット支援下手術)

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「安藤正明」の腹腔鏡下手術

倉敷成人病センターで理事長を務める安藤正明は、婦人科悪性腫瘍の腹腔鏡下手術を確立させた国内の第一人者として国内外で高い評価をいただいております。

高度な腹腔鏡下(ロボット支援含む)手術技術は世界トップレベルであり、その卓越した技術は世界中の医師から講演や手術見学に依頼が多数あります。

豊富な実績があり、他院紹介の難症例も数多く施行しています。

動画で見る「安藤正明」の腹腔鏡下手術

倉敷成人病センター「ロボット先端手術センター」

ロボット支援下手術については、こちらから

安藤正明の主な実績・症例

  • 1986年から婦人科全身麻酔手術執刀例は10,000例以上。
  • 腹腔鏡下手術は、これまで子宮筋腫や卵巣のう腫など良性疾患を含め8,000症例以上と国内トップレベルの症例数。
  • 浸潤が認められる子宮頸がんの腹腔鏡による子宮温存術後に妊娠・出産した症例(国内初)。
  • 子宮体がん子宮頸がんの後腹膜(腹側部からの)アプローチによるリンパ節郭清(切除)をこれまで600症例以上。
  • 病変が尿管や直腸まで広がっている深部子宮内膜症に対する腹腔鏡下直腸切除あるいは尿管切除再建術(国内唯一)。
  • 子宮が腟内に下降する子宮脱に対する腹腔鏡下手術。

低侵襲手術(腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術)について

腹腔鏡とは、直径0.5~1cmほどの長い棒状のカメラです。腹腔鏡下手術とは、腹部に0.5~1cmほどの穴を1~4箇所開けて炭酸ガスでお腹を膨らませてから腹腔鏡を挿入し、腹部内部(腹腔)の様子をテレビモニターで確認しながら、鉗子(かんし)と言われる特殊な細い器具を使って手術を行うものです。安藤正明は、開腹手術と比べて様々なメリットがあることから、子宮内膜症、卵巣のう腫、子宮筋腫など、あらゆる病気に対して腹腔鏡下手術を採用しています。

悪性腫瘍に対する腹腔鏡下(ロボット支援含む)手術の取り組み

消化器外科や泌尿器科などが先行して腹腔鏡下悪性腫瘍手術を保険適応化していく中、婦人科腫瘍への腹腔鏡下手術の取り組みは大きく遅れを取り、従来型の開腹による広汎子宮全摘術が広く行われてきました。2008年7月に腹腔鏡下子宮体がん根治術が先進医療に承認され、2014年4月に念願の保険適応となりましたが、子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術は2014年12月に先進医療として承認されたばかりです。
安藤正明は『子宮頸がんおよび子宮体がんの腹腔鏡下手術』が安全に実施可能であることを確信し、1997年より全国に先駆けて自由診療として取り組んでまいりました。 これまでの手術実績(2015年7月現在)は以下のとおりです。

  • 腹腔鏡下後腹膜リンパ節郭清:1000例
  • 腹腔鏡下広汎子宮全摘術:301例
  • 腹腔鏡下広汎子宮頸部切除術:76例

「大きくお腹を開かない(低侵襲)から回復が早い」「傷跡が小さくて美容的だ」など傷の小ささを腹腔鏡下手術のメリットとしてあげる声がたくさん聞かれますが、安藤正明の考える腹腔鏡下手術の最大のメリットは、骨盤底の複雑な血管走行、靱帯、神経、膜構造などが開腹手術とは比較にならないほど鮮明に把握できるため、術者の経験と技術が充足していればより安全で根治的な手術が可能になることです。手術で最も大切なのは「きちんと治るということ」すなわち生存率が高いということに尽きると思われます。

当院の治療成績(生存率)
子宮頸がん5年生存率
図をクリックすると大きく表示されます
子宮体がん5年生存率
図をクリックすると大きく表示されます

安藤正明は、婦人科腹腔鏡下手術において世界でトップクラスの手術実績を有しているばかりではなく、更なる技術革新を追求して止みません。妊娠を希望される子宮頸がん患者さんへ国内初の腹腔鏡による子宮温存手術を行うなど、患者さんやご家族を幸せにするための技術研鑽にも努めており、『妊娠率・出産率』は60%超で国内でも最高レベルを保っています。
近年では、当院が2013年9月に中四国地方の民間病院として初めて導入した最先端の手術支援ロボット“ダ・ヴィンチ”(da Vinci Surgical System)を用いた手術の開発にも取り組んでいます。ダ・ヴィンチは広い視野と鮮明な3D画像で空間把握能力に優れるほか、人間の関節では不可能であった精密な手術操作が可能となるため、より精度の高い低侵襲手術が実現できると考えています。

腹腔鏡下手術の難易度は高いため、優秀な医師に師事し、研鑽を積まなければ不完全な手術や合併症の増加など患者さんに多くの不利益をもたらします。安藤正明は、自身の豊富な経験を若手の医師たちへ指導することで、将来的により多くの患者さんが腹腔鏡下手術の恩恵を受けられるよう努めています。自分の得た経験・知識・技術を惜しみなく伝えるため、日本全国はおろか世界各国から診療科を問わず「安藤正明の手術」を見学する医師が絶えません。

手術で悩まれている方、将来妊娠のご希望がある方はお気軽に安藤正明にご相談ください。

開腹手術と腹腔鏡下(ロボット支援含む)手術のメリット・デメリット

  メリット デメリット
開腹手術
  • 腹腔鏡下手術に比べ、手術を行える医師が多い
  • 症例数が豊富にある
  • お腹に大きな傷が残ってしまう
  • 腹腔鏡下手術に比べて体への負担が大きい
腹腔鏡下手術
  • 1cmほどの腹部の傷が1~4箇所できる程度であり、傷が小さい
  • 傷痕が残りにくい
  • 術後の傷の痛みが少なく鎮痛剤が少量ですむ
  • 傷の治りが早い
  • 体へのダメージが少ないため回復が早い
  • 回復が早く、入院期間が短くすむため、早期の社会復帰が望める
  • 肩甲部痛や背部痛、胸部圧迫感、皮下気腫などの腹腔鏡下手術にのみ起こる合併症がある
  • 手術中に、体の容態、腹部内の病変によっては開腹術に移行せざるをえない場合がある

安藤正明は患者さんの負担がより少ない腹腔鏡下手術を積極的に行っています。合併症が発生しないよう細心の注意を払って安全・確実な手術を目指しています。

新世代の腹腔鏡手術

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